大阪万博ロスの方必見!パビリオン・展示物の気になる移設先まとめ!ミャクミャク像や「2億円トイレ」も

大阪万博ロスの方必見!パビリオン・展示物の気になる移設先まとめ!ミャクミャク像や「2億円トイレ」も

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「あの感動をもう一度味わいたい!」
「期間中は行けなかったけど見れるとこはある?」
「太陽の塔みたいに残すものはあるの?」
「ミャクミャク像はどこへ?」

2025年10月13日に閉幕した大阪・関西万博。

連日多くの人で賑わった会場のパビリオンや展示物が、閉幕後どうなるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。

実は、万博の多くのパビリオンや展示物は、「持続可能な社会の実現」という理念のもと、解体・廃棄されるのではなく、国内外の様々な場所へ移設・再利用されることが決まっています。

この記事では、大阪・関西万博のレガシーがどこで生き続けるのか、注目の移設先を分かりやすく解説します!


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万博の感動は続く!主要パビリオンの移設先まとめ

特に人気の高かったパビリオンや、特徴的なデザインだった建物は、国内外の新たな場所で第二の人生をスタートします。

【国内】あの人気パビリオンはどこへ?

日本国内では、企業や自治体が万博のレガシーを引き継ぐ形で、様々なパビリオンが移設されます。

パビリオン名移設先注目ポイント
PASONA NATUREVERSE
(パソナ館)
兵庫県 淡路島iPS細胞(※1)の心臓モデルなどもそのまま移転・一般公開予定。
オランダ館兵庫県 淡路島建物の中心にある球体を含む全体が保存されます(外観のみの予定)。
いのちの遊び場 クラゲ館(※2)広島県 福山市公共施設として誘致されています。
ルクセンブルク館大阪府 交野市建物の一部が子育て支援施設として活用される予定です。
パナソニックパビリオン
「ノモの国」
大阪府 門真市一部がパナソニック新棟で来訪者向け展示として活用されます。
ナウル共和国館大阪府 東大阪市展示物が東大阪市役所や商店街に移設されます。
三菱未来館2027年横浜国際園芸博覧会横浜万博で三菱グループのパビリオンとして再活用されます。
クウェート館佐賀県特徴的な「翼」の部分が移設されます。

(※1)iPS細胞:人工多能性幹細胞。体のさまざまな細胞に変化できる能力を持つ万能細胞。 (※2)クラゲ館:シグネチャーパビリオン(万博のテーマを象徴する、著名なプロデューサーが手がけたパビリオン)の一つ。

このほか、サウジアラビア館は大阪市内で中東文化カフェとして再活用する構想もあります。

【海外】国境を越える万博のレガシー

万博の理念は、国境を越えて海外にも引き継がれます。

  • BLUE OCEAN DOME(ブルーオーシャン・ドーム)
    • 移設先:モルディブ共和国
    • 建築家・坂茂(ばん しげる)氏が設計した海洋保全がテーマのパビリオンです。
    • もともと移設を前提とした設計で、解体後はコンテナで海上輸送され、リゾート開発プロジェクトで再活用されます。
  • ウズベキスタン館
    • 移設先:ウズベキスタン本国
    • 大阪産の杉材を使った柱などが特徴の建物です。
    • 本国に移設後、「教育センター」として転用される予定です。

パビリオンだけじゃない!象徴的なモニュメント・展示物の行方

会場を彩ったあのモニュメントや、話題になった設備も各地で再利用されます。

大人気「ミャクミャク像」は大阪府内を巡回!

会場のゲートで私たちを迎えてくれた公式キャラクター「ミャクミャク」のモニュメント2体は、大阪府内を巡回します。

  • 設置スケジュール
    1. 大阪市役所 正面玄関前
      • 期間:2025年10月17日~12月26日
    2. 万博記念公園(吹田市)
      • 期間:2026年1月~3月
    3. 大阪府内の観光名所
      • 期間:2026年4月以降(大阪城公園や泉南などを巡回予定)

これで万博閉幕後も、ミャクミャクに会いに行けますね!

象徴的な建造物・設備の「その後」

会場のシンボルだった建造物や、一時期話題になったあの「トイレ」も移設されます。

  • 大屋根(リング)
    • 世界最大級の木造建築としてギネス世界記録にも認定された大屋根リング。
    • 一部(約200m)を夢洲の会場跡地(緑地公園)に恒久保存します。
    • 解体された木材の一部は、能登半島地震の被災地である石川県珠洲市の復興公営住宅の資材として活用されます。
  • 通称「2億円トイレ」
    • デザイン性の高さと費用で話題になったデザイナーズトイレ(トイレ5)。
    • 大阪府河内長野市の「大阪府立花の文化園」に移築されます。
  • 大屋根リング下のベンチ
    • 会場で多くの人が休憩したベンチ75台は、大阪府営の施設や住宅で再利用されます。

話題の展示物やキャラクターは?

細かい展示物や、人気だったあのキャラクターの行方も決まっています。

  • サーキュラー(ドイツ館)
    • 万博キャラクター人気投票1位!ドイツ館のロボットガイド「サーキュラー」。
    • 2体が大阪市立科学館に贈呈されました。将来的に展示公開が検討されています。
  • ガンダム像(RX-78F00/E)
    • 実物大ガンダム像は残念ながら撤去されます。
    • しかし、技術や構造データは保存され、将来的な再展示や別形態での活用が検討されています。
  • イタリア館の展示品
    • レオナルド・ダ・ヴィンチの『アトランティコ手稿』など貴重な展示品の一部は、大阪市立美術館の特別展(2025年10月25日~2026年1月12日)で公開されます。

▼ その他のユニークな移設先

展示物元の場所移設先
金色の輪っかオブジェアイルランド館前京都府 知恩院
ナウルくんグッズ・岩塩ナウル館・パキスタン館大阪府 東大阪市役所
ワディ・ラム砂漠の砂ヨルダン館鳥取県(夢みなとタワー)
万博記念公園(吹田市)
赤い円形の外壁シンガポール館大阪府 四条畷市(絵本複合型施設「100人サンタのえほんの森」の屋根)
外壁の縄(綱)ポルトガル館大阪府 枚方市
セレッソ大阪スタジアム周辺
巨大ネギのアート作品よしもと waraii myraii館群馬県 下仁田町

みんなの力で未来へつなぐプロジェクト

万博のレガシーを未来に残すため、市民参加型のプロジェクトも進んでいます。

クラファン達成!落合陽一氏の「null²(ヌルヌル)」パビリオン

  • メディアアーティスト落合陽一氏がプロデュースした人気パビリオン「null²」。
  • 新天地への移設を目指したクラウドファンディングが実施されました。
  • 目標の1億円をわずか23時間で達成するほど注目を集め、コンセプトを維持したまま新たな場所で再設計される予定です。(移設先は未定)

まだ間に合う?「万博サーキュラーマーケット ミャク市!」

日本国際博覧会協会は、専用サイト「ミャク市!」を開設しています。

ここでは、会場で使われた建材や什器(じゅうき:テーブルや椅子などの備品)、備品などを、再利用したい企業や団体とマッチングさせています。

例えば、フランス館の樹齢1000年超のオリーブの木なども入札受付中となっており、万博の資産を無駄にしない取り組みが進められています。


まとめ|万博の理念は「その後」も生き続ける

大阪・関西万博の閉幕は「終わり」ではなく、持続可能な社会を目指す「始まり」だったと言えそうです。

調査しただけでも、1970年の大阪万博(28パビリオン再利用)を上回る数のパビリオンや展示物が、国内外で新たな役目を持つことが分かりました。

解体して終わりではなく、「移設して再利用する」という万博の理念(レガシー)は、日本全国、そして世界へと引き継がれていきます。

あなたの街の近くにも、万博のパビリオンや展示物がやってくるかもしれません。ぜひ、新たな場所で活躍する万博のレガシーに、また会いに行ってみてくださいね。

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